ランニングをある程度続けていると、毎日なんとなく同じ距離を走ったり、記録を伸ばすための努力として距離を伸ばすだけの練習を行っていないでしょうか。
しかし、ランナーの目標と言われるサブ4や、ランナーの夢と言われるサブ3を達成するにはより工夫を取り入れたメリハリのある練習が必要になってきます。今回は導入が簡単で、普段の練習に是非取り入れたいウインドスプリント走についてご紹介します。
ウインドスプリント走とは?
ウインドスプリント走とは簡単にいうと100m程度のダッシュ練習のことです。陸上経験者であれば「流し」という言葉を使いますが、それもこの練習を指しています。
ただしがむしゃらにダッシュをしているだけでは筋肉が固まり、間違ったフォーム意識がついてしまうこともあるので注意が必要です。
練習方法
- 100〜150mの距離の中で徐々にスピードをあげていきます。最初のはゆっくり入り最後の30mくらいで全力の7〜8割くらいの速度を目指します。
- 回数に縛りはありませんが、走力に応じて3~8回程度繰り返してください。
- 走り始めのフォームの意識を強く持ってください。特に速いペースで走る際、走り始めに力みがちなので注意が必要です。力んで走ってしまうど、変な形にフォームが固まってしまい、ケガの原因となってしまいます。
- 最初の数歩を大きくスキップしてから走ることで、大きな筋肉を動かす意識を付けることができます。
ウインドスプリント走の効果
心肺機能の向上
ウインドスプリント走は疾走の距離が短いためスピード練習が苦手な方でも気軽に行える練習です。インターバルを繰り返し行うことで心肺機能の向上も期待できます。
フォームの改善
ウインドスプリント走は、ペース走やジョギングでは鍛えられにくい速筋に刺激を与えることができます。また、スピードを出して走ることで大きな体運びが身につき、フォームが小さくなることを防ぎます。
最後に
ウインドスプリント走は、レース直前の練習量を減らしつつ、刺激を入れたいときやトレーニング後のクールダウンの一環としても有効です。頻度は週に1回でも十分な効果があると言えるでしょう。
普段の練習に是非うまく取り入れてみてください。