扁平足ランナーのランニングシューズ・インソールの選び方とおすすめ5選

更新日:2022/10/08

扁平足の方がランニングをすると、足の土踏まずのアーチがないために着地時の衝撃吸収ができず、足だけでなく膝や腰など体全体に負荷がかかり、故障の原因となってしまうことがあります。
そこで、扁平足のランナーがランニングシューズを使用する際には、この足の特性をサポートしてくれるランニングインソールと組み合わせることで足の負荷が軽減されることが期待できます。
今回は扁平足に合うランニングインソールの選び方とおすすめのランニングインソールをご紹介します。

扁平足とは


扁平足とは足の土踏まずがない足のことです。土踏まずは生まれた時にはなく成長するにつれて形成されていきますが、人によって形成されなかったり、運動不足や体重などで形成された土踏まずが消失することもあります。
土踏まずのアーチは足の衝撃を抑えるクッションの役割をはたしており、これがない扁平足のランナーは足が疲れやすいばかりでなく、膝や腰などへ大きな負荷につながり故障の原因となってしまうのです。
そのため、扁平足ランナーにとってアーチのサポートは疲労や怪我を軽減する重要な機能であるといえるでしょう。

扁平足の対策①アーチをサポートしてくれるランニングシューズを選ぶ

まず残念なことに、アーチをサポートしてくれる特徴のあるランニングシューズというものはなかなか数は多くありません。
1つシューズの例を挙げると、ヨネックスの「セーフラン850」というモデルが扁平足・外反母趾に適した設計になっています。

同シューズではミッドソール部分がアーチを形成した構造になっていることに加え、アッパーに搭載されたアーチベルトがアーチを巻き上げてサポートし、足裏の横アーチを保持します。また、ゆったりとした足型により、扁平足のランナーにも圧迫感のない履き心地を実現しています。

扁平足の対策②ランニング用インソールを使用する


アーチサポートの機能があるランニングシューズは種類が少ないため、ランニング用インソールを使用するという手もあります。
ランニング用インソールを使用すると、アーチを適切な高さに維持でき、足全体への負荷を軽減することができます。また、扁平足でない通常の足のランナーも負荷の高いスピード練習や長時間のランニングを続けることでアーチが崩れるため、インソールを使用することは有用であるといえるでしょう。
しかしながら、過度な高さのアーチサポートはアーチがもともとない扁平足ランナーにとっては負担が大きく、逆に足を痛める原因にもなりえます。少しずつ距離を伸ばしながらインソールを足に慣れさせていくようにしましょう。

スーパーフィート グリーン

スーパーフィートインソールは三次元の立体構造になっており足を深く包み込むことで、足を適正にサポートします。また、高密度フォームで作られたトップシートと硬質スタビライザーが足骨格のねじれを補正し、安定した足の機能を導きだします。スーパーフィートインソールの特徴はその「硬さ」で、硬さによる矯正力が扁平足に必要なアーチをサポートしてくれます。

スーパーフィート グリーン

SIDAS シダス インソールラン3D

シダスのインソールの特徴は抜群のサポート力にあります。独自の3D立体構造とEVAダイナミックシェルがアーチの動きに連動し、パフォーマンスを妨げないしなやかさを両立します。また、かかとを包み込む形状のワイドヒールEVAパットが、着地点を選ばず衝撃吸収を可能にします。

SIDAS シダス インソールラン3D

ソルボ DSIS ランニングエア

ソルボ DSIS ランニングエアは長時間のランニングでもずっと軽やかに走りたいランナーの願いに応える「軽量性」「通気性」「クッション性」を兼ね揃えたインソールです。インソールの素材「ソルボセイン」は医療現場でも評価の高い人工筋肉として使用されており、驚異的な衝撃吸収力と圧力分散力を発揮します。

ソルボ DSIS ランニングエア

ソフソール ランニング インソール

ソフソールインソールは1991年に誕生し、今では当たり前となっている足裏アーチ・サポートの重要性を当時から研究し、ノウハウを蓄積してきました。前足部とヒールのジェルが衝撃を吸収し、次の動きに変えるエナジーリターン構造が特長です。軽量でありながら着地衝撃の負担を軽減し、エネルギーを効率的に運動能力に伝えます。

ソフソール ランニング インソール

Formthotics スポーツ インソール Run Dual

Formthoticsのインソール Run Dualの特徴はわずか15gというその軽量性にあります。脚を衝撃から守る一般的なインソールとは異なり、脚や腰を正しい位置に矯正することを第一に考えたインソールです。

Formthotics スポーツ インソール Run Dual

扁平足の対策③横幅にゆとりのあるシューズを選ぶ

扁平足のランナーが通常のランニングシューズを購入する際の選び方について解説します。
扁平足の状態では足の親指から小指にかけて本来ある横アーチが崩れているために、指の付け根に体重の負荷がそのままかかってしまいます。
そのため、扁平足のランナーがランニングシューズを購入する時はこの点に注意して、横幅にゆとりのあるシューズを選ぶことをおすすめします。特にミズノやアシックスといった国内メーカーでは、甲高で幅広な傾向のある日本人の足に合わせたランニングシューズを数多く展開しています。
また、扁平足のランナーは着地時に内側に足が捻れるオーバープロネーションと呼ばれる、故障しやすい足の状態になっていることが多々あります。モーションコントロール機能やオーバープロネーション対策の施されたミッドソールを搭載したシューズを選ぶことでねじれによる故障を未然に防ぐことができます。

エア ズーム ストラクチャー 22

ナイキ エア ズーム ストラクチャー 22 メンズ ランニングシューズは、スピード感あふれるスタイルと、しっかりしたフィット感を提供してくれる万能シューズです。エンジニアードメッシュにより足全体のフィット感を向上し、ヒールのオーバーレイにより踵をしっかりとホールド、足中央部全体のダイナミックなサポート力が、力を逃がさずにスムーズで安定した足の動きを実現します。

オデッセイ リアクト

オデッセイ リアクトは、驚くほど快適な履き心地がランの最初から最後まで持続させてくれるシューズです。Nike Reactフォームクッショニングは、高反発なのに軽量で、頑丈なのに柔らかいという対極の理想を同時に満たしてくれる革新的な素材が採用されています。足を前へ押し出すような感覚はもちろん、ランニング自体をさらに楽しくしてくれるシューズです。アッパーには、ナイキ エピック リアクトの特徴ともいえるプレミアムなFlyknitではなく、通気性に優れた軽量素材が使用されています。衝撃吸収に長けており、長い距離を走る方へおすすめの1足です。

GEL-KAYANO 27

GEL-KAYANOは「フルマラソン完走をより身近にするシューズ」をコンセプトに安定性やクッション性を重視しながら、軽量性や反発性も兼ね備えたエントリーモデルです。フルマラソン完走やこれからランニングを始めるランナーに特におすすめされるモデルです。 かかと部に内蔵する衝撃緩衝材「GEL(ゲル)」が、着地の衝撃を吸収しながら、素材の復元力によりソフトな着地感覚を提供します。 本作で27代目となるGEL-KAYANO27はヒールデザインやアッパーが改良されており、さらにフィット感とクッショニングを感じられるシューズとなりつつも軽量化に成功しています。

GT-1000 9

フルマラソンから日々のトレーニング、さまざまなアクティビティに至るまで、汎用性に優れたGT-1000シリーズがリニューアルしました。アッパーは垂直方向の糸を編み合わせたラッセル構造のメッシュで構成されており、よりやわらかで、通気性のよい快適な足あたりを実現しました。ミッドソールのGELはヴィジブルGELに変更され、よりクッション性を感じやすくしています。

GT-2000 9

GT-2000 9はasicsのベストセラーシューズです。軽量性とクッション性に優れたFLYTEFOAMをミッドソールに搭載し、適度なサポートを得られます。 前作との大きな変更はありませんが、細かな改良点としてアッパーに軽量素材を採用し、生地の縫い目を減らしたほか、部位に応じて形状や密度を最適化したことで、特に前足部にゆとりができて締め付けの細かな調整が可能になりました。かかとはしっかり包み込む設計で着用時のフィット感が向上しています。

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