「RUNをもっと、より楽に、より長く」を開発コンセプトにしたアシックスのENAGY SAVING FAMILYから、2019年に発表された「メタライド」に加えて、2020年に「グライドライド」「エボライド」が発表されました。
今回はこの「グライドライド」「エボライド」の各シューズの特徴や比較などをご紹介します。
ENAGY SAVING FAMILYとは?
ENAGY SAVING FAMILYは「RUNをもっと、より楽に、より長く」を開発コンセプトとして走行性能を追求したモデルで、アシックスが2019年から展開しています。
ランニング初心者用であるメタライドに対してグライドライド、エボライドは重量が抑えられており、ランニング中級者のレーシングシューズ、上級者のトレーニングシューズとして幅広い層に活用できるモデルとなりました。
これらのシューズは靴底にカーブを設けたGUIDE SOLEによる効率的な足運び、ミッドソールのFLYTE FOAMによる高い耐衝撃性が快適な走りをサポートしてくれることが特徴です。
GUIDE SOLE(ガイドソール)
ENAGY SAVING FAMILYモデルのシューズの大きな特徴の1つが、靴底前面のアウトソールが弓状にカーブしたGUIDE SOLEです。カーブしたソールが足首の屈曲を減らし、スムーズな体重移動と足の運びをサポートします。
FLYTE FOAM(フライトフォーム)
META RIDEとGLIDE RIDEはミッドソールの上層に軽量性と耐久性を両立させたFLYTE FOAM、下層には<反発性が高いFLYTE FOAM PROPELを採用しています。
FLYTE FOAMはアシックス従来のミッドソール素材である「EVA」より約55%軽量で、素材に添加した繊維でアシストすることで優れた耐久性や軽量性を発揮しています。
メタライドとの違い
大きな違いとしてメタライドが315g(27cm)であるのに対して、グライドライドは290g、エボライドは255gと重量の差があります。これはミッドソールの違いが大きく、メタライドではFlyteFoamとFlyteFoamプロペルの2層のミッドソールに加え、内部にGELを採用しており、よりクッショニングの強いモデルになっています。
また、メタライドに比べてグライドライドやエボライドの前足部の接地面積が大きいのも特徴です。
接地面積が広いことで、スピードに乗った状態でも着地時の安定性が保たれ、足全体での反発を得やすくスピードに乗りやすいといったメリットがあります。
まとめると、メタライドはランニングを始めたばかりのランナーがマラソン完走を目指すモデル、グライドライドはソールの機能をコントロールしやすい、より大衆的なモデル、エボライドは機能を削った中級から上級者向けのモデルといえるでしょう。