ランナーの外反母趾の原因・対策とおすすめのサポートグッズ・ランニングシューズ

更新日:2022/10/08

ランニング中、しばらくすると足の親指がジンジンと痛んできたり、タコがよくできたりしていないでしょうか?もしかするとそれは外反母趾かもしれません。外反母趾はそのまま放置した状態で走り続けてしまうと、腰や膝など別の箇所にも怪我を引き起こす原因になるため対策が必要です。
今回は外反母趾の原因と、サポートグッズやランニングシューズの選び方などついて解説します。

外反母趾とは


外反母趾とは足の親指の付け根の関節が外側に変形し、親指が小指側にくの字の状態になることをいいます。外反母趾になると、変形した親指の付け根の関節が靴擦れを起こしてジンジンといた痛みを引き起こしたり、曲がった親指が人差し指と接触してタコができてしまったりします。
外反母趾をそのまま放置していると、やがて歩くだけでも痛みが出るようになり、手術して親指を元の形に戻さないといけなくなるケースもめずらしくはありません。
多くの場合は、先天的な問題ですが、姿勢が悪かったり、ハイヒールを履いたりすることも原因になります。そのため、男性よりも女性に多い傾向があり、約30%の女性は外反母趾の傾向があるそうです。

外反母趾とランニング


外反母趾はランニングが原因で進行することもあります。
例えば、足が扁平足ぎみでアーチが崩れているために前足部が内側に倒れる力が加わり、それを抑えようと親指の関節の外側に力が加わっているような状態だと発症しやすいです。そのような状態でランニングのような負荷の強い運動を繰り返すとやがて外反母趾の傾向が見られてくるようになります。
外反母趾になると走る距離やタイムをのばそうとすると痛みが出ることがあり、このような状況では痛みの出ている箇所を庇おうとして、やがて腰や膝など違う箇所に障害が発生する恐れがあります。
あまりに痛みが出る状態であれば、まずは整形外科を受診して医師の判断を仰いでください。
以下ではサポートグッズやランニングシューズの選び方による対策を解説します。

ランナーの外反母趾対策

外反母趾の原因とランニングの影響がわかったところで、次はいくつか外反母趾の対策になるグッズやランニングシューズの選び方について解説していきます。サポートグッズは人によって自分にあうあわないがあるため、いろいろ試してみて自分にあうものを探してみるとよいでしょう。

サポーターやインソールを使う

外反母趾サポーターは靴下のように履くだけで、直接外反母趾の変形を矯正します。ランニングの際に使用するには靴下と二重に履く必要があるため、なるべく薄い素材のものを選ぶようにしてください。
ソルボの外反母趾サポーターはメッシュ素材で薄く通気性に優れており、面ファスナーなので固定力も自由に調整できます。

ソルボ 外反母趾サポーター 両足セット

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BMZカルパワースマートスポーツ

BMZカルパワースマートスポーツ

青竹踏みで外側のアーチを引き上げる

青竹踏みは多くの陸上部の練習後のケアとしても取り入れられています。血流がよくなり足の疲労回復に効果があるほか、アーチを引き上げて効果があります。

健康ひのき踏み

健康ひのき踏み

ランニングシューズの選び方に気を付ける

扁平足気味のランナーはオーバープロネーションの傾向があり、オーバープロネーションの状態では足の親指が内側に負荷がかかりがちで外反母趾の原因となることがあります。つまりオーバープロネーション対応のシューズを履くことで間接的に外反母趾の対策になるともいえます。

GEL-KAYANO 27

GEL-KAYANOは「フルマラソン完走をより身近にするシューズ」をコンセプトに安定性やクッション性を重視しながら、軽量性や反発性も兼ね備えたエントリーモデルです。フルマラソン完走やこれからランニングを始めるランナーに特におすすめされるモデルです。 かかと部に内蔵する衝撃緩衝材「GEL(ゲル)」が、着地の衝撃を吸収しながら、素材の復元力によりソフトな着地感覚を提供します。 本作で27代目となるGEL-KAYANO27はヒールデザインやアッパーが改良されており、さらにフィット感とクッショニングを感じられるシューズとなりつつも軽量化に成功しています。

GT-1000 9

フルマラソンから日々のトレーニング、さまざまなアクティビティに至るまで、汎用性に優れたGT-1000シリーズがリニューアルしました。アッパーは垂直方向の糸を編み合わせたラッセル構造のメッシュで構成されており、よりやわらかで、通気性のよい快適な足あたりを実現しました。ミッドソールのGELはヴィジブルGELに変更され、よりクッション性を感じやすくしています。

ウエーブアミュレット 8

ウエーブシリーズは、シューズに求められるクッショニングと安定性の両立をミズノウエーブを搭載することで実現しました。 ウエーブアミュレット8は、ウエーブタイプの中のサポートに属しており、安定性重視で、アーチが低くなっており、屈伸時に膝が内方向に入るランナーや偏平足の人でも安定した走りを提供するモデルとなっています。 足とシューズの一体感を高めたアッパー構造は、走行時の足の動きや変形に対応するように最適な素材配置となっており、快適な走りを提供します。 ミッドソールには、高いクッショニングと、劇的に軽量化を高めた次世代ミッドソールであるU4icと、ソールに1枚の波形のプレートを挟みこむミズノウエーブを搭載することで、優れたクッショニングと安定性の両立に成功しました。 アウトソールは、軽量でかつ摩耗の激しいヒール部分に従来に比べて耐摩耗性が約80%高まった高耐摩耗ラバーであるX!0を搭載しています。

ウエーブアミュレット 8

ウエーブインスパイア 16

ファンシェイプドウエーブ採用のサポートモデルです。 シューズにまず求められる機能であるクッション性と安定性。本来相反するといわれる、この二つの機能を両立させることは難しいことだとされてきました。クッション性を高めるためにミッドソールを柔らかくすると安定性が失われ、逆に硬くするとクッション性が損なわれます。ミズノはこの難題に取り組み、一枚の波を挟むという発想から“MIZUNO WAVE”を開発。その両立に成功しました。 クッション性に優れ、かつ軽量性を飛躍的に高めた次世代ミッドソール素材と、摩擦に強くシューズの耐久性も高めるアウトソールラバーを搭載。

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