厚底シューズやカーボンプレート搭載シューズなど、シューズの高機能化が目立つ昨今ですが、アディダスでは日本人に本当にフィットするランニングシューズ、記録を伸ばすランニングシューズをコンセプトに「ゼロからの挑戦」としてアディゼロシリーズを開発しています。
今回はアディゼロシリーズの特徴であるフィット感や反発性、薄底シューズとしてのメリットなど解説していきます。
アディダスのアディゼロ(adizero)とは
2005年に登場したアディゼロは1秒でも早いベストタイムを目指して走る日本人ランナーをターゲットに開発された、アディダスのランニングシューズシリーズです。adizeroシリーズは青山学院大学モデルでも有名になったレーシングモデルから、エントリーランナー用まで幅広いタイプのシューズが展開されています。軽くてフィット感も高いことから多くのランナーに親しまれて長く親しまれています。
アディゼロの特徴
抜群のフィット感
アディゼロシリーズではマイクロフィットラストと呼ばれる0.01mm単位までこだわって削り出した足型を採用しています。
このマイクロフィットラストはシューズづくり一筋に研鑽を積んできた日本の匠『大森敏明氏』とコラボレートして、日本人に多い幅広、甲高の足型データを基に開発されており、日本人の足にフィットするストレスゼロな履き心地です。
幅が広いフットウェアは履いていて楽ですが、フットウェア内の余計な隙間が怪我やパフォーマンス低下の要因となると考えられています。また、踵部分のホールド力は抜群で足にタイトにフィットするため、着地の安定性を高め、力をスムーズに伝えることが可能になっています。
通気性と保形性の高いアッパー
アッパーは主にメッシュで保形性の高い素材が使われており、フィット感が高いだけでなく、通気性も良く軽量であることから長時間のランニングでもストレスなく素足感覚で走り続けることができます。
薄底レーシングモデルの特徴
薄底シューズを使用するメリットは着地筋の強化と接地の感覚を磨くことができるという点です。
特に接地の感覚を磨くことはタイムを伸ばしたいランニング中級者にとって重要な要素です。力の伝え方=自脚力を磨くことで最終的に厚底シューズを履いた時、しっかりとコントロールできることにもつながります。
従来のアディゼロシリーズの中でもレーシングモデルの「adizero takumi sen 7」やトレーニングモデルの「adizero rc 2」などのシューズは薄底でありながらも、高い反発力を誇る素材BOOSTを搭載しており、クッション性と反発性を兼ね揃えています。
また、アウトソールにはレース用自転車などに用いられているコンチネンタルラバーソールを使用しており、耐久性にも優れています。