ミズノの「ウエーブ」とは?その構造とおすすめランニングシューズ5選

更新日:2021/05/22

1906年の創業のミズノには20年を超えるロングセラーのランニングシューズがあります。その一つが今年で23代目となる、「ウエーブライダー」です。
同シューズにはクッション性と安定性を兼ね揃えた代表的素材である「ミズノウエーブ」が搭載されていますが、この素材は現在ではランニングのみならずテニスやバレーボールなど幅広いスポーツ分野で使われています。
今回はミズノのウエーブの歴史とその機能・構造、ミズノウエーブ搭載のおすすめランニングシューズをご紹介します。

ミズノウエーブの歴史と特徴

前身となったマジカルクロスミッドソール


ミズノでは従来より「安定性」「クッション性」を重視したランニングシューズの開発が行われてきました。
85〜86年の「マンチェスター」「エアジェノバ」、87〜88年の「エアジェノバST」には当時の開発コンセプト「SAFETY RUNBARD」を象徴する「マジカルクロスミッドソール」を搭載しています。
波状のミッドソールにファブリック(不織布)を挟み込みこむことで、走行時のねじれを防ぎ、安定性を高めることを実現しています。生産性の悪さから4年で製造中止となってしまいましたが、このテクノロジーは現在のミズノウエーブの原型ともなっています。

ウエーブライダー1の登場


97年、ミズノウエーブ構造を初めて搭載した「ウエーブライダー1」が登場しました。ミッドソールを柔らかくするとクッション性が高まる一方、足がぐらついてしまいます。逆にこのぐらつきを抑えようと固い素材を使うと、クッション性が損なわれてしまいます。この本来相反する、ソールの安定性とクッション性を両立したのがミズノウエーブでした。
反発性の高い樹脂で作られたプレートをクッション性の高いソールに挟み込むことで、適度な反発とクッション性を両立しました。さらにウェーブ状にこれらを配置することで、横方向へのぐらつきを抑え、安定性も実現しています。

進化するミズノウエーブ

コンピューターシミュレーションの発展とともに、ミズノでは様々なスポーツやランニングシーンに最適なウエーブのプレートを生み出すことができるようになりました。20年以上たった今でも、ミズノウエーブは継続的に進化を続けています。

ミッドソールがない?インフィニティウエーブ


従来のウエーブ構造ではクッションにスポンジを使用していたため、シューズを履き続けるうちにクッションがへたってしまい衝撃吸収性も落ちてしまいました。そこでミッドソールスポンジを最大限削減し、2枚の波型プレートだけで形成することで長寿命を実現しました。
従来のミズノのランニングシューズの5倍ミッドソールがへたりにくいという結果も出ています。
インフィニティウエーブを搭載した代表的なシューズにはウエーブプロフェシーが挙げられます。

クラウドウエーブ


2016年にはミズノウエーブの進化系であるクラウドウエーブが登場しました。
ウエーブ素材のプラスチックが与えるやや硬めの履き心地が改善され、ランナーにとってより心地よい走りを可能にしています。最新のウエーブライダーにもこのソールが使われています。

ミズノウエーブのランニングシューズおすすめ5選

ウエーブライダー ネオ

WAVE RIDER NEOはソール部の縦方向の衝撃を吸収し横方向のズレには安定性を発揮するMIZUNO WAVEに加えて、ミズノ史上最高のクッション性と反発力を兼ね合わせたMIZUNO ENERZYをソールの全面に搭載したWAVE RIDERシリーズのプレミアムモデルです。アッパーには伸縮性の高いウーブンアッパー、アウトソールにはG3ソールを採用したことで、フィット感が高くグリップ力の高い走り心地を体感できるようになりました。

ウエーブプロフェシー 9

ウエーブプロフェシーはミズノの技術力を結集したパフォーマンスモデルの最上位種です。ウエーブプロフェッシー9では、これまでにリリースされたモデルよりもよりもアッパーが改善されており、足あたりやフィット感が向上しています。メッシュ素材をベースに人工皮革や樹脂フィルムによって補強されたアッパーは、軽量性を保ちながらもホールド性が高く、夜間での視認性も随所に配されたリフレクターパネルによって確保されています。高いクッショニング感と屈曲性による快適さを求めているランナーはもちろんのこと、高いデザイン性からタウンユースにもおすすめの一足です。

ウエーブスカイライズ

ウエーブスカイのアイデンティティを持ったマキシマムクッションプロダクトです。柔らかく反発性にも優れたミッドソール素材「XPOP」、安定性とクッション性を両立させる波形構造ミッドソール「FOAM WAVE」を踵に搭載する事により、接地時の衝撃を緩和し、快適で安全な走り心地を追求しています。 また前足部のパーツを極力減らし通気性のよいメッシュを採用することで、快適で柔らかい足入れを目指した設計となっています。非常に柔らかく、高い反発性を持った新ミッドソール。 柔らかく沈み込み、跳ね返ってくる感覚を得ることができます。足当たりの良い履き口のメッシュ素材と踵のスポンジ素材が快適かつ安定感のある踵フィットを実現します。

ウエーブライダー 23

人気のウエーブライダーの23代目。アッパーデザインをリニューアル。軽量なメッシュに通気孔が配置されており、高いフィット感とサポート力を追求しています。ミッドソールヒール部に大小のパーフ(穴)を設けることで、着地時のソフト感と衝撃吸収性が向上しました。アウトソールラバーは摩擦に強くシューズの耐久性も高めるX10を使用。ソールの屈曲溝を従来より増やすことで、屈曲性が向上。着地から蹴りだしまでの体重移動がよりスムーズになりました。クッション性を重視し、パラレルウエーブを搭載。アーチが高く、屈伸時に膝が外方向に開くランナーにおすすめです。

ウエーブスカイ 4

ウエーブスカイ4は、高反発ソール素材『MIZUNO ENERZY(ミズノエナジー)』を搭載したミズノのマルチユースモデルです。従来のソール素材U4icと比較し反発性が約15%、柔らかさが約17%向上した新素材MIZUNO ENERZYとフォームウエーブをシューズ全体に搭載した柔らかくて反発性がありつつ、安定した走行を初心者から長い距離を走るシリアスランナーまで幅広いランナーをサポートします。

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