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【2026年最新】On(オン)のCloudTec®とは?独特な空洞ソールの履き心地とサイズ感を徹底レビュー

【2026年最新】On(オン)のCloudTec®とは?独特な空洞ソールの履き心地とサイズ感を徹底レビュー

更新日:2026/03/29

ランニングシーンにおいて、もはや無視できない存在となったスイス発のブランド「On(オン)」。その代名詞とも言えるのが、世界特許を取得しているソール形状「CloudTec®(クラウドテック)」です。

かつてランニングシューズのクッション性は「素材の厚み」に依存していました。しかし、厚くすれば重くなり、薄くすれば足への負担が増えるというジレンマがありました。Onは、この問題を素材ではなく「構造(空洞)」で解決。着地時の垂直・水平方向の衝撃を同時に吸収し、蹴り出し時にはその空洞が潰れ切って硬い土台となることで、圧倒的な推進力を生み出すことに成功しました。

この記事では、最新モデルのスペックを紐解きながら、CloudTec®がもたらす「雲の上の走り」の正体を専門的な視点で解剖します。

CloudTec®の正体|構造がもたらす3つのメリット

1. 3Dクッショニング:多方向への衝撃吸収

一般的なフォーム材は垂直方向の圧縮に強いですが、CloudTec®の「Cloudパーツ」は、着地時の前後方向(水平)の衝撃も吸収します。これにより、足が地面に刺さるようなブレーキを軽減し、スムーズな重心移動を可能にします。

2. 空洞が生む「ソフトな着地」と「力強い蹴り出し」

着地時にはパーツが潰れて衝撃を逃がし、完全に潰れた瞬間、ソールは硬いプラットフォームへと変貌します。この「クッションから反発への瞬時の切り替え」が、On特有のキレのある走行感の源です。

3. Speedboard®との相乗効果

CloudTec®の上部に配置された板状のパーツ「Speedboard®(スピードボード)」が、着地で蓄えたエネルギーをバネのようにしならせ、前方向への推進力へと変換します。

【スペック比較】最新モデルの数値から読み解く進化

最新のデイリートレーナー「Cloudrunner 2」と、前作を比較してみましょう。

項目

本モデル:Cloudrunner 2

比較対象:Cloudrunner (初代)

重量 (27.0cm)

約290g

約300g

ドロップ

10mm

9mm

ミッドソール

Helion™ スーパーフォーム

Zero-Gravityフォーム

CloudTec®構造

連結型CloudTec®

独立型CloudTec®

数値の変化がもたらす影響:

今作では素材が「Helion™」へアップデートされたことで、エネルギーリターンが向上。ドロップが1mm高くなったことで、より自然に前傾姿勢を促し、低速域でも勝手に足が前に出る感覚が強まっています。

構造解析で選ぶ!CloudTec®搭載おすすめシューズ3選

1. Cloudsurfer Next(クラウドサーファー ネクスト)

「次世代のヌルヌル動くクッション」

  • 構造の秘密: コンピューター解析で生まれた「CloudTec Phase®」。ドミノ倒しのように連鎖して空洞が潰れます。
  • 履き心地: プレートが入っていないため、Onの中で最も柔らかく、着地から蹴り出しまでが「ヌルッ」と滑らか。
  • こんな人に: 走る楽しさを味わいたい、リカバリージョグや街履き。

2. Cloudmonster 2(クラウドモンスター 2)

「勝手に前へ弾むモンスター」

  • 構造の秘密: On史上最大のCloudパーツ(空洞)を二層に配置。内蔵のスピードボードがバネのように機能します。
  • 履き心地: 着地した瞬間に「ポーン」と上に跳ねるような、圧倒的な反発力と厚底の安心感。
  • こんな人に: 長距離を楽に、かつ一定のスピードで走り続けたいランナー。

3. Cloudrunner 2(クラウドランナー 2)

「グラつかない、守りの1足」

  • 構造の秘密: Cloudパーツ同士が連結した構造。空洞の潰れすぎを抑え、着地時の左右のブレを物理的に防ぎます。
  • 履き心地: 他のモデルより「カッチリ」した安定感。足首や膝への負担が少なく、守られている感覚が強い。
  • こんな人に: 初マラソン完走を目指す方、怪我をしやすい初心者。

【クイック比較表】

モデル

クッション

反発性

安定性

Surfer Next

★★★★★

Monster 2

Runner 2

★★★★★

失敗しないための「サイズ感」とラスト(木型)解説

ブランド特有のクセ

Onのシューズは、ナイキやアディダスと比較すると「中足部(土踏まず付近)がタイトで、つま先にはゆとりがある」という設計が多いです。

選び方の結論

  • 基本の選び方: 実測(足の実際の長さ)+0.5cm〜1.0cmが推奨。
  • 他社比較: アシックスやナイキで27.0cmを履いている方は、同サイズの27.0cmで問題ないケースが多いですが、甲高の方はハーフサイズ(0.5cm)アップを検討してください。
  • アッパーの特性: 最新のエンジニアードメッシュはホールド感が強いため、ゆったり履きたい方はワイドモデルの設定があるモデルを選ぶのが賢明です。

まとめ|CloudTec®はあなたの走りをどう変えるか

OnのCloudTec®は、単なるデザインアイコンではなく、「足を守りながら、速く走る」という矛盾を構造で解決した機能美の結晶です。

  • 向いている人: 怪我を予防したい初心者、スタイリッシュに効率よく走りたいシリアスランナー、そして「走る楽しさ」を再確認したいすべての人。
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執筆者

Runshoeマガジン編集部

ランニングシューズの最新情報やレビュー、選び方のコツをお届けします。

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