ナイキのランニングシューズのシリーズにはいくつかの種類があり、「ズーム」「リアクト」「フリー」などが挙げられます。
中でもズームシリーズはナイキのランニングシューズの代表的なシリーズで、最近話題の厚底シューズであるヴェイパーフライやズームフライもこのシリーズのラインナップの1つです。
今回はナイキのズームシリーズの特徴とおすすめのランニングシューズをご紹介します。
ナイキのズームシリーズとは?
ナイキのズームシリーズはZoom AirやZoom Xといったナイキ独自のミッドソール素材を搭載したシリーズです。
クッション性をより高めた「リアクト」や素足感覚のランニングを実現する「フリー」が初心者向け、短いジョグ向けであるのに対し、「ズーム」はその機能性によって、普段のランニングからシリアスランナーのレース用まで幅広いニーズに対応したモデルであるといえるでしょう。
ズームシリーズの特徴としては高い反発性と軽量性、衝撃耐久性が挙げられます。
Zoom Air
Zoom Airは10年におよぶ研究の末、1995年に初めて発表されたフォーム材で、初めはフットボールスパイクやバスケットボールシューズとして使われてきました。
Zoom Airの特徴として、弾むような反発性が挙げられます。これは高圧のエアユニットの内部に編み込まれた伸縮性の高い繊維が、ランナーの着地の動きに合わせて元に戻ろうとする力が働き、パワフルな反発性を生むためです。
搭載されているシューズには「ズーム ライバルフライ」「ズーム ペガサス」「ズーム ストラクチャー」「ズーム ボメロ」などが挙げられます。
Zoom X
軽量性はそのままに、Zoom Airの反発性をより強化させたフォームです。
一般的なランニングシューズのフォーム材のエネルギーリターン率が65%程度であるのに対して、Zoom Xでは85%という高い数値でシリアスランナーの走りをサポートします。
搭載されているシューズには「ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%」「ズーム ペガサス ターボ」などが挙げられます。